麒麟むぎです。
わたしは普段、猫二匹と生活を共にしている。
猫の生活パターンはだいたい分かっている。
食事は一日に何回もわけて食べる。
朝は外を見るのが日課で、太陽の動きに合わせて寝る場所を移動している。
視線を感じて猫を見ると、目が合う。
多分、結構人間のことを見ているのだと思う。
たまにニャーと話しかけてくるときは、
側に来て喉をごろごろ鳴らす。
撫でていると、ごろごろは途切れ途切れになり、
そのまま寝息をたてて眠ってしまう。
猫は喋れないけど、人間と意思疎通を図ろうとするし、
猫にも心があるのだ。
自粛期間中は脳死状態だったと話したけど、
猫たちとたくさんの時間を共にできた事は、唯一嬉しかった。
バーが始まって、気掛かりなのは猫たちのこと。
とはいえお留守番できるので、
半日くらいなら家を開けても大丈夫なんだけど。
久しぶりに長時間出掛けるので、寂しい思いをさせてしまうかもしれない。
仕事に行くときは、猫に話しかける。
「ご飯代を稼いでくるね。」
安全な縄張りの管理全般は、人間の役割なのだ。